毎日ちょっとした旅行をしている気分

成田市に住むきっかけや、暮らしはどうですか
出身は青森県で、大学進学を機に千葉の幕張に住んでいました。
就職で、日本空港サービス(JASCO)への入社するために、成田市に住むことになりました。今は会社の男子寮に入っています。最初の3年間は光熱費の基本料金を全額会社が負担してくれます。通勤は会社が用意する通勤バスに乗って通っています。
寮の近くに路線バスのバス停もあるのでお出かけする時には利用しており、電車を使う時は、京成線をよく使います。
遊びに行くときには、特急料金が手ごろなモーニングライナーやイブニングライナーもよく使ったりします。
千葉市などに行くときはJRの電車を使います。成田駅に行くためにはジェイアールバス関東に乗るのですが、1時間に1~2本くらいなので、もうちょっと増えたらいいなと思っています。周りではマイカー率も高いなと感じていますね。私も仕事を頑張って、マイカーを保有したいです。
食材を買うスーパーは、寮のある三里塚からは少し歩くので、寮から1.5kmのところにある大きいドラッグストアに買いに行きます。もう少し歩くとスーパーマーケットがありますが、近所にお買い物できる場所が増えたらうれしいです。目標は車を買うことです!
趣味や行ってみたいところはありますか
休日は普段から、成田駅周辺で過ごすことが多いです。
ゲームが趣味なので、イベントなどで幕張メッセにもよく行きます。
あとはお酒を飲むことが好きなので、休日はよくお酒を楽しみます。成田駅周辺にはお店がたくさんあるので良くそこで過ごしています。うなぎやさんとかもありますし日本酒とも合いそうです。
寮は1Kタイプのアパートなので、趣味の料理を活かして自炊をよくしています。
最近は日常的なお料理には飽きて、韓国料理をよく作っています。ユッケジャンとか作りたいと思っています。飲んだ後の〆に食べたいと思います。
成田市には名物などもあるので、休日も楽しめそうだなと思っています。
まだ住んでから1年なので開拓はできてないのですが、もっと楽しみたいです。「成田山新勝寺」にも行ってみたいです。門前町の町並みにも歴史が垣間見えて、はじめて来た時に直感でステキなところだなと感じました。
あと桜と飛行機が見られる場所として動画でよく見ていた場所ですが、「成田市さくらの山」にも行ってみたいです。「空の駅 さくら館」という空の駅もあって、今すごく行ってみたい場所です。

すべてに対応できることが、今の目標
現在のお仕事内容を教えてください。
運航管理課に所属して、ロードコントロールのお仕事をしています。
航空機の安全に欠かせないウエイトとバランスを算出します。乗客や手荷物、貨物、燃料などの、積み込む全体の重さのバランスをみて、荷物を置く配置を決めていきます。手荷物や貨物の総重量がどれくらいあるかを計算したり、燃料がどのくらい入っているという情報を確認して、ロードシートを作成し、実際に荷物を搭載する現場への指示をしていきます。飛行機に乗っているパイロットに書類を届けるために、コックピットへ運ぶデリバリーという仕事もあります。
現場で無理がなく積めるように計算することを意識しています。
自分はまだ経験はないですが、重量オーバーしていると飛行機が飛べない状況になってしまうので荷物を下ろさないとならない事態にもなりうる責任のある仕事ですが、その分やりがいもある仕事です。
航空会社ごとにルールがあって、それぞれに「ライセンス認定」が必要になるんです。
入社1年目なので、まだ全然取得ができていないのですが、頑張ってなるべく早くすべての航空会社を担当できるようになりたいです。それを今一番の目標にしています。
例えば、システムが動かなくなったときなどは、手でロードシートをつくることになるので、自分一人ですべてに対応できるようにならないと、1つの航空会社を完全には任せてもらえないのです。
ライセンスは各航空会社が定めているもので、認定テストにクリアしたらその航空会社を独りで任せてもらえるようになるので、目指していきたいです。
具体的には、どんな働き方をしますか
完全週休二日制で、基本的にはシフト制で朝晩と遅番があります。
朝番は6時から9時くらいから始業、遅番は12時から1時くらいに始業になります。自分が担当している航空会社の関係で、今は早番が多いです。各航空会社によって到着時間や発着時間が異なるので、対応する時間も変わってきます。
航空会社によってライセンスの難易度にも差があるので、比較的扱いやすいところから経験していきます。全部に対応出来る人もいるのですが、ライセンス取得したものから、数社を担当させてもらえるようになります。
時には航空会社本社に情報を送り、指示をもらったりすることもありますが、その際には英語も結構使っています。基本的にはメールでのやり取りですが、急ぐ時などには電話もします。エアチャイナやベトナム航空を担当することが多く、よく電話することがあります。
1日のスケジュールは
シフトになりますが、早番だけなどに偏ることはないです。
出社したらまず、担当するフライトの準備をします。1フライトにつき2〜3時間は対応で目が離せません。それが無事に飛んだら、2本目の準備をして、落ち着いたらお昼を食べます。食べ終わったころにちょうど次の担当する飛行機が到着する時間になるので、また1フライトを対応していく流れです。1人で1日に3〜4本に対応しています。
本当に毎日時間との勝負です。荷物の積み下ろしを飛行機の定時出発に間に合わせる必要があるからです。例えば、コンテナを貨物室に積む際に室内のコンテナ固定部分が壊れていたりすると、荷物を下ろすのか移動するのかなど、なるべく早く判断をしないと飛行機の定時出発に間に合わなくなってしまいます。
事前に飛行機の情報がメールで届く場合は、予めイレギュラーな対応にも準備ができているのですが、たまに届かないときもあります。そのときは、搭載がはじまった時に現場の方が気づいて、連絡がきたりすることもあり、そこからの臨機応変な判断が迫られます。飛行機が大きくなると、積む荷物や配置を考える量が増え、その分書類の量も増えるので時間がかかってしまいます。
貨物の積み方にも優先順位があって、各社から情報を出してくれているのでそれにあわせて判断していきますが、最初のころは、頭が真っ白になったこともありました。

チームみんなで、解決できたとき
どんな時に仕事のやりがいを感じますか
みなさんも同じ気持ちだと思いますが、やっぱり定刻通りに飛行機を送り出せた時です。
イレギュラー対応があったときは、現場の人が指示を待っているので、自分が的確に指示をしなければなりません。的確に指示ができて、チームみんなで解決ができたときには、今日はがんばったなという気持ちになります。飛行機が遅れて到着したとしても、自分たちがちゃんと定刻に送り出せたときは、より達成感を感じます。

リフレッシュ休暇制度
制度はどんなものがありますか
JASCOでは「リフレッシュ休暇制度」があって、5連休が取れるんです。そこに公休をつけて1週間は休むことができます。まだ年末年始を経験してないのですが、地元に帰ろうかなとか、あるいは旅行にいこうかなと考えて、それを楽しみにしてがんばっています。有給休暇の消化率が100%ということもあり、希望したお休みは必ず取ることができています。
グループ会社は羽田空港の他、全国の主要空港で事業を展開しています。JASCOは成田空港を展開していますが、フィリピンのニノイ・アキノ国際空港を中心に事業を展開しているのでそのつながりから、フィリピンからの技能実習生、特定技能、更に大学からインターンシップ制度を受け入れており、入国から生活までサポートをしています。
キャリアアップについてはどうでしょうか
課は違うのですが、ランプの誘導業務では、プッシュバックという飛行機をバックさせる技術を習得するために、世界に数台しかないシミュレーターの機械を導入していて力を入れています。
運航管理課では先輩が現場で教えてくれることで、知識と経験を得ながらライセンスを取得していけるので、先輩方のサポートでキャリアアップしていくことができます。自分自身もまったく航空業界の知識は持たないでこの業界に入りました。
大学が外語系だったこともありこともあり語学を活かせる仕事に就きたいなと思っていました。実際に、コックピットに書類をデリバリーする際や、現場や航空会社とのメールのやりとりはすべて英語なので、想定どおりでしたし、語学の知識は業務にとても役立っています。今は、もっと語学も伸ばしたいという気持ちになっており、言語の資格も目指していきたいと思っています。
最後に、メッセージをお願いします
自然のある環境で、趣味の幅が広がったように思う
成田市は歴史も感じる街なので、毎日ちょっとした旅行をしている気分になります。アウトドアも好きなので、キャンプもしたいなと思っていて、車を買えたら行きたいと思っています。キャンプ場が近くにいくつもあるんです。成田市に住んだことによって、出来そうなことが増えたので、趣味の幅が広がったように思います。