地域文化が根付き、にぎわいを感じる場所

現在の住環境について教えてください
就職がきっかけで北海道から上京し、成田市に住んでから2年が経ちました。出身が北海道の小さな豪雪地帯の町だったこともあり、成田市は大きな都市で都会的な印象を持っていたため、生活に馴染んでいけるかとても不安がありました。実際に住んでみると、四季を通してお祭りが行われるなど地域文化も根付き、人々のにぎわいも感じられ楽しく充実した暮らしができる場所だと感じました。
騒がしさはなく少し落ち着いた雰囲気もありながら、住環境は充実しており、都内や都心へのアクセスもし易く、ショッピングなど休日も充実して楽しめるところが魅力です。
休日の過ごし方について教えてください
現在、国内線や国際線の保安検査場で開被検査などをする仕事をしています。勤務はシフト制で遅い時間になる日もありますが、休日はしっかり取ることができ充実した毎日を過ごせています。成田市にある社宅からは京成成田駅がとても近い為、交通の便がとても良く都心へも出かけ易い場所にあります。ショッピングが好きでよく出かけますが、船橋や千葉の方まで出向くこともあります。その際は、京成成田駅から電車で向かいます。
また最近は、バスケの試合観戦にもよく行きます。千葉県船橋市を拠点としている千葉ジェッツのファンです。昨シーズンは天皇杯で優勝するほど強いチームで、選手一人ひとりに実力を感じられるところが魅力的です。また、試合会場では、オープニング演出やハーフタイムショーなど試合以外の面でも見所が多く、ライブさながらな音楽やダンスパフォーマンスなども楽しめるんです。私自身も小学校からバスケを経験してきましたので、社会人チームへの所属にも興味を持っています。
近くにはイオンタウンがあったり、歩いて5分ほどでスーパーやコンビニもあるため不自由なく過ごせています。最近は好きな舞茸を入れてキムチ鍋を良く作ります。
寮の中には教場という教育の場所がありますが、親睦会なども頻繁に行われ夕飯を共にすることもありコミュニケーションの場としても活用しています。

成田市の周辺地域には行きますか?
富里までアサイーボウルを食べに行くことがあります。夏には週3回くらいの頻度で行きました。同期とともに車で行ったのですが公共交通機関で行く場合は、成田駅からバスが出ていると思います。また「いつでもスイーツ」という24時間いつでも全国の有名スイーツが購入できるお店にも行きました。プリンが一番美味しかったです。
先日、北海道に住んでいる母が訪ねてきた際には、一緒に成田山新勝寺へ観光をしました。うなぎを味わうなどし、充実した時間を過ごしました。
また少し足を延ばし、銚子の地球の丸く見える丘展望や、海ほたるにも行きます。他には木更津のアウトレットや、印西のコストコにも買い物に行くことがあり、ショッピングするにはとても充実しています。
出身が北海道の美唄市というところで少し遠いのですが、職場が空港ということもあり、帰省がしやすく年に何度かは帰っています。職場にスーツケースを持って出勤し、そのまま旅にでることもあります。旅行は好きなので、仕事の後にそのまま旅立てることは、成田空港で働いていることの利点だと感じています。

現在のお仕事を教えてください。
羽田支店成田営業部に配属され、2年が経ちました。班長という立場で、後輩の指導もしながら、国内線や国際線の保安検査場で、開被検査などを行っています。
セノンでは、社内認定資格が5つ(案内資格、仕分け資格、接触検査資格、開披検査資格、モニター監視資格)あり、業務を通じて資格取得していきます。
その他に、国家資格である空港保安警備業務検定も取得していきます。2級の資格取得後、1年間の現場経験を積む必要がありますが、それを経ることで1級の資格を受けることができます。
資格の取得をすると、名札に青色のバッヂがつきます。1級まで取得することで、責任者としての資格が得られます。さらにお客様への対応なども認められ、スーパーバイザーから推薦されると班長になることができます。
新入社員で入ってから、どのように仕事を覚えていきましたか
入社してからまず新入社員集合研修が行われ、法定教育を受けます。警備業法上で必ず20時間は受ける研修になります。3日間の座学を経て、現場での実践的な研修が始まりますが、現場にでるまでにしっかりと教育やサポートをしてくださるので何も不安はありませんでした。
現場に出てからはインストラクターとなる教官から、ほぼマンツーマンでOJT研修を受けます。その後、各部署に班配属となり、1週間ほど班長や班員とともにさらに教育を受け経験を積み、独り立ちをしていきます。本当にしっかりと手厚い教育があるので心配になることはありませんでした。
語学については、社内独自のプログラムで英会話教室が開催され、現場での実践的な英語を学んでいます。検査を受けてもらう際のご案内や指示を伝える際など、具体的で実践的な場面を想定しているので役立っています。会社全体で勉強会が行われており、成田営業所にも月1回来ていただいています。
現場では英語のみで対応しますが、職場の第3ターミナルでは韓国便の発着があるため、韓国語を聞くことも多くあります。職場は国際色が豊かで様々な言語を話せる方がいますので、語学で困った際は助け合いをしながら対応をしています。


未経験からのお仕事で、苦労した点はありますか?
セノンで担当している国内線の保安検査場では1日何千人ものお客様を対応しています。ちょうど繁忙期に現場での仕事が始まったため、まだ仕事に慣れない中で多くの人を対応しなければならない状況に大変な思いをしましたが、それまでに受けた教育を糧に、場数を踏み経験を積むことで乗り越えてきました。
1日のスケジュールを教えてください
早番の場合は、朝は4時から12時までになります。1日通し勤務の場合もありますが、その場合は朝5時から出勤し、休憩時間を2~3時間ほど挟み、20時まで働きます。遅番の場合は、12時から最終便の22時25分までになります。3日勤務し1日休み、4日勤務し2日休みというシフトでローテーションしていきます。
3勤務の場合は、通し+遅番+遅番となりますが、4勤務の場合は、通し+通し+早番+早番になるため、そのあと2.5日まとまった休暇を取ることができます。そのお休みを旅行や帰省などにあてることが出来ることがメリットだと感じています。
どんな時に仕事のやりがいを感じますか
お客様一人ひとりに向き合い親身に対応をした際に、感謝の気持ちを伝えてもらった時にやりがいを感じます。
保安検査では、持ち込める荷物への制限が出てしまうことで不安を感じてしまうお客様もいらっしゃいます。お客様の個人的な事情にも耳を傾け、お話をお聞きし、何とか安心して出発が出来るようアイデアをお客様に伝え対応した際に「こんなに親身に対応してくれたのは初めてでした」という言葉をいただけたことが、最近とてもやりがいを感じた瞬間でした。
保安検査ではイレギュラーなこともよく起こります。お客様の要望を断らざるを得ず手荷物を処分しなければならない場面もあり、きちんと説明し納得していただく必要があります。班長として、責任者の立場での対応が迫られることも増えてきたので、自分のことだけではなく、後輩や班員たちが困っていないかなどにも目を配りながら、教育やサポートをしていくことも仕事の1つです。自分も先輩たちから受けてきたように、後輩たちが社内資格の取得を目指せるよう、実経験も交えながら各場面での対応を一つ一つ教え、独り立ちしても困ることが無いように教育をすることを心がけています。
なぜ今の仕事をしようと思いましたか
元々空港で働くことに憧れていました。
しかし進路を決めなければならない時期に新型コロナウイルスが広まり、就職活動がはじまっていましたが、求人にも制限がかかるなど、空港で働くという希望は叶えられない状況でした。
空港で働きたいという夢を叶えるために、新型コロナウイルスが明けるまで待つことを決めました。ただ待つのではなく、その間に夢に近づくために何ができるかを模索している中で、空港で働くためには英語力が必要だと思い、語学の専門学校に通うことにしました。学校に通っていた際に、会社説明に来ていたセノンから話を聞き、就職を決めました。
専門学校の時はまだ地元の北海道にいたため、社宅や無料の送迎バスも完備されている点や、上京して安心して働くための環境や待遇が揃っているところがとても魅力に感じ決め手となりました。親会社が大手ということもあり福利厚生が手厚く、充実したサポート体制があるところも魅力です。
キャリアアップの制度などはありますか
セノンでは職能別教育や警備業務の他、さまざまな実践的な教育が用意されています。
社内認定資格制度と社外国家検定資格受検事前教育制度があり、それぞれ独自の教材で教育や訓練を受けることができます。
救命技能研修、ハイジャック等防止検査研修、警備員指導教育責任者研修など資格習得を目指せる研修も数多く揃っています。
保安検査の試験では4日間泊まり込みでの講習があり、3日間で座学と実技の講習を受け最終日に試験を受けます。条件はあるもののすべて会社で全部負担してくれます。また、加えてセノン独自の検定資格受検事前教育制度もあり、勤務時間内での勉強の時間を設けられているので、その中で座学や実技も習得ができます。試験前には、1ヵ月の準備期間も設けられているので勉強の時間もしっかり取れます。

多国籍の方が在籍し、国際色ゆたかな職場ですね
職場にはさまざまな国の方が在籍しており、ネパールの方がとても多くいます。社員同士で夕飯をともにするなど交流もある職場で、その際に、自国の料理をお裾分けしてくれることもあります。日本食にはない、スパイシーな味付けで美味しく、食文化からネパールという国に興味も持ちいつか行ってみたいと思いました。他にもスリランカの方が作ってくれた、地元ならではの香辛料が入った料理もとても美味しかったです。成田空港勤務ならではの、国際色がゆたかな職場です。
最後に、一言お願いします
落ち着きつつも、にぎわいのある暮らし
出身地に比べ、成田市には都会的なイメージがあり、生活に馴染めるかとても不安がありましたが、少し落ち着いた雰囲気とともに人々のにぎわいも感じられ、今は安心して充実した暮らしができるところだと思っています。
仕事については班長という立場にもなり、責任者として教育したことが班員や後輩たちの成長に確実に繋がっている様子を見ることで、やりがいや達成感を感じています。休日も仕事も充実した毎日を送っています。