【成田市】ファミリー層や若者に人気のアーバンタウン。ライフステージに合った暮らしを楽しめる“生涯を完結できるまち”
成田空港周辺エリアの中でも、特に都市機能が充実しているアーバンタウン。中でも多くの人口を抱える成田市は、市街地に商業施設や飲食店が軒を連ねるほか、2つの基幹病院が住民の安心な生活を支えています。結婚、育児、老後と、ライフステージに合った暮らしを楽しめる“生涯を完結できるまち”ーー。そう力を込める成田市企画政策課・関 篤志さんに、地域の魅力をお聞きしました。
都市機能、伝統、豊かな自然。3つが共存する“空のまち”
成田市はどんなまちなのか。簡単に教えていただけますか?
なんといっても、日本の空の玄関である成田空港が立地するまちです。空港で働く方々も多く暮らしており、人口は空港周辺の自治体としては最多の約13万3,000人に上ります。
それもあり、中心市街地には大型ショッピングモールや飲食店をはじめとする小売店が揃っているほか、複数の基幹病院を中心に医療環境も充実しています。
また、全国屈指の参拝客数を誇る成田山新勝寺があることでも知られています。この周辺には日本遺産にも認定された江戸を感じさせる街並みが今も残っており、夏の「成田祇園祭」をはじめ四季を通してさまざまな伝統行事が行われています。


「空港」だけではない、いろんな顔を持っているんですね。
さらに、市内には大きな公園やスポーツ施設など、自然を感じながら過ごせる場所もたくさんあります。また、印旛沼や利根川など豊かな水源に恵まれる成田市は農作物の産出額が県内でも上位と農業も盛んで、中でもサツマイモは成田市の名産品です。
都市の利便性と伝統的な一面、それに緑豊かな自然。それらが共存しているのが、成田市の大きな特徴といえます。
商業施設や飲食店が多数。モダンな街並み、空港と職住近接
「都市の利便性」について、詳しくうかがいます。市内のどのあたりが特に賑わっているんですか?
JR成田駅と京成成田駅周辺は人の流れも多く賑わいのあるエリアで、商業施設も充実し、飲食店もたくさんあります。
また、駅から成田山新勝寺に向かう表参道沿いには老舗の飲食店や土産物店、旅館など沢山のお店が軒を連ね、外国人を含め多くの観光客で賑わっています。
特にメディアでたびたび取り上げられる成田名物「うなぎ」は成田の特産品です。表参道には全国でも珍しいほど数多くのうなぎ料理店がお店を構えていて、多くの観光客でにぎわっています。表参道を歩くと、うなぎを焼く香ばしい香りが漂い、お店の外からは生きたウナギをさばく様子を見ることもできます。ぜひ、成田にお越しの際には味わっていただきたい一品です。


居住地として、ほかに人気のエリアがあれば教えていただけますか?
人気なエリアとしては公津の杜(こうづのもり)地区が挙げられます。
公津の杜地区では、駅前にショッピングモールがあって生活に便利なうえに、モダンな街並み、閑静な住宅街という側面もあります。
また、駅近くの公津の杜公園は複合遊具も整備され、多くの子どもたちで賑わっています。5月には約2,000匹もの鯉のぼりが空を泳ぐ「公津みらいまつり」が開催されるなど、多くのお子さんや家族連れで賑わいます。
子育て世代のファミリー層に人気なのはもちろん、単身向けの物件も充実しており、若い世代の姿も目立ちます。


さらにもう1ヶ所、ご紹介したいエリアがあります。
とても気になります。ぜひ詳しく聞かせてください。
成田ニュータウン地区です。ここは駅から少し離れた、さらに静かで落ち着いた閑静な住宅街です。
商業施設をはじめ、県内有数の規模を誇る蔵書数約70万冊の市立図書館など公共施設も充実し便利に生活を送ることができます。さらに、病床数が700を超える成田赤十字病院からも近く生活基盤が整っており、「住みやすい」と人気です。
これらのエリアに限らず、成田市はJR線と京成線の2路線が走り、都内各所へのアクセスも良好であることに加え、遊び場や商業施設も充実しており、便利で快適な生活を送ることができます。

やはり、成田空港で働いている方も多く暮らしているんでしょうか?
はい、たくさんいらっしゃいます。何よりも、JR成田駅や京成成田駅、公津の杜駅から空港までは電車で約10分という近さで通勤もしやすいことから、仕事場が近く通勤時間を短くできる暮らし「職住近接」の暮らしのスタイルを実現することができます。そのため人気エリアには、賃貸物件もたくさんあります。
2つの基幹病院、小1から英語教育。スポーツ施設や公園も
医療体制の充実も、成田市ならではの特徴だとおっしゃっていましたね。
先ほどお伝えした成田赤十字病院に加え、2020年には新たに国際医療福祉大学成田病院が開院しました。どちらの病院も先進的な医療体制が整い、救急対応も行っています。
それ以外にも、市内には多くの民間クリニック、また夜間や休日診察を担う成田市急病診療所もあります。2つの基幹病院を中心に、「もしも」のことがあっても頼れる病院が近くにあることは、日々の暮らしに安心感が生まれると思います。


教育や子育ての面で、市独自の取り組みなどはありますか?
1つは、先進的な英語教育です。市内すべての小・中学校が文部科学省の特例制度の指定を受け、独自の英語カリキュラムを取り入れています。通常は小学3年から学ぶ英語を1年時から導入し、外国人の英語講師(ALT)を全学校に配置しており、子どもたちが本場の英語を日常的に聞き、グローバルな感覚を養える環境を整備しています。また、ALTは日本人教員と連携して、ゲーム形式や外国人観光客へのインタビューを授業に取り入れるなど、多様な活動を取り入れた授業を実施しています。


国際色が豊かな地域なんですね。
そのほかにも教育面では、デジタル化にも積極的に取り組んでいます。タブレット端末「iPad」を児童生徒全員に貸与しているほか、すべての学校に高速ネットワーク環境や大型液晶モニターを設置しています。
また、冒頭で触れたスポーツ施設や公園の充実ぶりも、子育て世代に評価されている本市の魅力です。特に、JR成田駅から徒歩10分と立地条件に恵まれた場所にある「重兵衛スポーツフィールド中台」には、陸上競技場や野球場、サッカーコート、それにプールや体育館などが揃っており、全国規模の各種大会が年間を通じて数多く実施されています。
さらに、公園も市内にはたくさんあると。
代表的な場所の1つが、さくらの山です。ここは目の前に空港の滑走路が目の前に広がる公園で、市内随一の飛行機ビュースポットです。また、春は桜の名所としても有名です。

そのほかに「空港があるまち」ならではの魅力はありますか。
成田空港は国際線のイメージが強いかもしれませんが、LCC(格安航空会社)の国内線も充実し、低価格で日本各地へ移動できることも成田空港ならではの魅力です。
成田空港からは国内18都市19路線が運航していて、市内に住む同僚の話ですが、「週末に何も予定がないので明日から北海道へ旅行に行ってきます」という出来事もありました。旅行が好きな方にとっては、成田空港の近くに住むことで飛行機を利用するハードルもぐっと下がるので、行動範囲も広がり、新しい楽しみ方も生まれるのかなと思います。また、ご実家が遠方の方が帰省される際や、出張が多い方などもとても便利に活用することができると思います。

関さんもプライベートで空港を利用することがあると。
私は1歳と4歳の息子がいるのですが、よく成田空港に遊びに行って飛行機の英才教育をしています(笑)成田空港には滑走路全体を見渡すことができる展望デッキがあり、だれでも自由に見学することができるので、迫力ある飛行機の離着陸の様子を子どもと一緒に見に行っています。さらに空港内には沢山のお店や飲食店が入っているので、大人もショッピングやグルメを楽しむことができます。
また、成田市では成人式を成田空港で行うなど、様々なイベントが空港で行われているので、空港が市民にとっても親しみのある場所になっていると思います。
空港を交通の拠点としてだけではなく、様々な空港の楽しみ方や利用の仕方が生まれるのも空港の近くに住むことの魅力なのではないかなと思います。

ライフステージに合った暮らしを楽しむ、“生涯を完結できるまち”
子どもから若者、大人まで、幅広い世代が楽しめるまち。そんな印象を強く受けました。
まさに、成田市は“生涯を完結できるまち”だと思っています。子どもからお年寄りまで、それぞれの人生、ライフステージに合った暮らしを楽しんでいただけるからです。
就職、結婚、育児、子どもが手を離れた後の生活、そして老後。生きていく中で、やりたいこと、求めるものは変わっていくのではないかと思います。そう考えたときに、買い物や子どもの遊び場、教育、それに医療と、成田市にはさまざまなライフラインが一通り揃っています。
今を楽しむことはもちろん、この先何十年も長く、安心して過ごせるまち。そんな成田市への移住を、私たちとしても最大限サポートさせていただきたいです。

