機内食
暮らし
ライフスタイル

芝山町に生まれて23年、私が地元で暮らし続ける理由

コスモ企業株式会社矢尾板 誉(ほまれ)さん

国際線機内食のパイオニア、コスモ企業株式会社に新卒で入社した矢尾板 誉(ほまれ)さん。芝山町で生まれ育ち、在住歴は20年以上。住民から野菜をお裾分けしてもらうなど、人の温かさに触れながらのんびり過ごせるのが魅力だといいます。その暮らしぶりや、仕事との両立などについてお聞きしました。

機内食のパイオニアに新卒入社。住み慣れた街への思い

今お住まいの芝山町は、生まれ育った地元だそうですね。

これまで約23年間、ずっと芝山町で暮らしています(2025年12月現在)。町内の小学校に通った後、八千代市内の中学・高校、千葉県内の大学に進学しました。いずれも実家から電車通学していました。

最寄駅として使っていたのは、京成電鉄と芝山鉄道が乗り入れている東成田駅です。成田空港の敷地内にあるので、自宅から車やバスで東成田駅まで向かい、そこを起点に公共交通を利用する住民は多いですね。

そして2025年4月、コスモ企業に新卒で入社されました。

きっかけは、成田市主催の合同企業説明会に参加したことでした。応対してくれた担当者が、物腰が柔らかくフレンドリーな方だったんです。会社を訪問したときも社内の雰囲気がよく、「働きやすそう」と惹かれたのが理由です。

当初から、地元周辺での就職を考えていました。住み慣れた街に居続けたかったからです。それに、実家から通えれば経済的にも余裕が生まれやすいですしね。

芝山鉄道(写真提供:芝山町)

規格外の野菜をお裾分け。人の温かさに触れる日々

それほど芝山町での生活は快適なんですか?

居心地がいいと思えるのは、人の温かさを感じられるからです。

例えば、学生時代にコンビニでアルバイトをしていたときのことです。お客様として来店された見知らぬおばあさんが、突然ニンジンをくださったんです。驚きましたが、ありがたくいただきました。

ある日、自宅のインターホンが鳴ったときもそうでした。配達かと思ってドアを開けると、「余ったから」といってタマネギを手渡してくださった方がいました。それも、面識のない人からですよ。あとで聞いたら、バイト先のコンビニのオーナーの知り合いだとわかったんですけどね。

都会の近所付き合いでは、到底考えられないような光景です。

芝山町は米などの農業が主力産業で、野菜も道の駅「風和里しばやま」や直売所などで安く手に入ります。

畑仕事をされている方が多いので、規格外の野菜をお裾分けしてくださることが珍しくないんです。ここに暮らしていると、そんな心和むような瞬間がたびたびやってきます。

道の駅「風和里しばやま」

ほかに魅力やオススメできる点はありますか?

広い家に住みやすいメリットもあるように思います。

実際、一軒家の新居を建てようと考えている30〜40代のファミリー層を中心に、土地の安さに惹かれて移住される方が多いと聞いたことがあります。

町内にはスーパーやコンビニが点在していますし、車で30分圏内にはイオン系のモールなどもあります。私はドライブがてら、千葉ニュータウンにあるホームセンター「コストコ」によく出かけてます。車さえあれば、買い物に不便することはありません。

親子で遊ぶ場所としては、野球場やアスレチックなどがある芝山公園がオススメですね。また、私の場合は小さい頃、隣接する横芝光町まで出かけて海辺で父と釣りをした楽しい思い出もあります。

敷地が広大な芝山公園(写真提供:芝山町)

社食は破格の月額500円。バイクの免許取得へ

勤務時間や通勤手段などについても教えてください。

4勤2休(4日連続で勤務した後、2連休を取る勤務体系)が基本で、私の場合は13時半出社の遅番がメインです。終業後は空港からバスに乗り、最寄りの停留所まで約20分。帰宅は23時くらいになります。

出勤日の夕飯は、いつも会社の食堂で済ませています。月額500円で毎日食べられるので、本当に助かっています。メニューは曜日ごとに変わるんですが、私の一番のお気に入りはおかわり自由のカレーですね。

月額500円で利用できる社員食堂

休日はどのように過ごしていますか?

自宅でのんびり過ごしたり、高校時代の友人らと遊んだりしています。友人とは先日、静岡県まで車で出かけ、有名なハンバーグチェーン店の「さわやか」に行ってきました。

それと、バイクの免許を取得しようと教習所にも通っています。無事に免許が取れたら、会社までバイクで通勤する予定です。毎年恒例の友人と過ごす年越しや初日の出も、ツーリングで一緒に出かけるのが今から楽しみでなりません。

さらにその次には、大型自動車の免許取得も視野に入れています。仕事で機内食の運搬業務に携わるためです。

芝山町は人の温もりに触れながら、心穏やかに過ごせる場所だと思います。都会の喧騒から離れ、スローライフを味わう人生も素敵ではないでしょうか。

コスモ企業株式会社
矢尾板 誉(ほまれ)さん
機内食
千葉県芝山町生まれ。同県八千代市内の中学・高校に進学し、県内の大学を卒業。2025年4月、国際線機内食のパイオニアであるコスモ企業に入社。搭載業務部門 搭載課に配属され、機内食の搭降載業務を主に担当。芝山町内の実家で両親と妹、犬1匹、猫2匹と暮らす。
インタビュー一覧